繰り返し伝えること、できたことを評価することは、やっぱり大切
プロフィール 40歳代男性、知的障害(てんかん)
説     明  勤続21年目のAさん、公園花壇管理をする緑化部門、喫茶店を経て、現在は公共施設の屋外清掃や除草などの作業を約9年行っています。

 てんかん発作がある方で、勤務開始当初より、言葉でコミュニケーションを取るのは苦手で、作業面では細かい作業は不得意で、集中力が持続しないところがありました。
支援内容  コミュニケーションについては、基本的にこちらが発した言葉をそのまま繰り返すことが多かったのですが、表情やしぐさなどでAさんの気持ちを読み取って、いろいろな会話や作業指示などを続けました。
 作業については、一つ一つのことを根気よく丁寧に伝え、何度失敗しても伝え続けてきました。また、できたことについては、積極的に評価し、伝えることも繰り返しました。
 てんかん発作は、月に数回あることもあり、周りの職員が気にかけていても転倒されてしまうこともあり、より注意深く見守ることと、転倒時に怪我につながりにくい作業や場所を、手探りで探しながらフォローをしてきました。

 まだまだ苦手なことも多いAさんですが、日々一緒に仕事をしている職員では気づかない変化でも、以前関わっていた職員が現在のAさんを見たり、Aさんの現在の様子を聞くと、みな一様に以前の仕事での様子との変化に驚きます。

 苦手な雨の日、根気のいる作業ですが、集中して取り組んでいます。

考察  「何度も繰り返し伝える、できたことをしっかり評価する。」作業を習得してもらう上での、基本中の基本ですが、日々の小さな変化も積み重なると、大きな変化になります。日々接していると気づきにくい部分もありますが、今回のように以前接していた職員と今接している職員とが情報交換することで、気づくこともあるんだと感じました。
 どうしても、短期間での作業習得、変化を期待してしまいがちですが、長期間の関わりだからこその変化だと思います。今後も同様に続け、長く関わっていきたいと思います。