発達障害があり精神障害の診断がある方のステップアップの工夫
プロフィール 躁うつ病・アスペルガ−症候群 男性 25才
説     明  大学卒業後企業に就職するが、半年ほどで離職を繰りかえしていた。その後初めてアスペルガー症候群と診断を受ける。離職がきっかけで精神科を受診し、躁うつ病と診断される。午前中の1時間30分はアルバイトをしたあと、地域活動支援センターに通っている。発達障害者支援センターで継続相談を受けている。精神障害者社会生活適応訓練事業を通じて週1回午後の勤務から開始した。
支援内容 @勤務開始時においては、障害の受容が表面的にはできていたが、しばらくすると、これまではもっと難しい仕事を経験してきた自信から、ここでの仕事内容に疑問を感じるようになったので、その部分では障害の受容が完全にできているとは言えなかった。
A同じ職場で身体障害のある職員が働いているが、始めはほとんど関わりをもたなかったのが、業務に慣れてきた頃からはその職員の介助を自らすすんでおこなうようになってきた。
Bまた、店に来るお客さんの中に障害のある人がいて、その人たちと関わることも多くなった。
Cその中で、重度の身体障害や様々な障害があっても仕事につき、生活していることを知ることで、自分の今後についても自信を持つことができたようだった。
Dそれにより、ここでの仕事も更に丁寧に取り組めるようになった。
Eそしてその後、将来に見通しができ、難しい仕事へのこだわりも減り、就職活動を始めるために、就労のための援助機関へとステップアップされた。
本人感想 (抜粋)去年の今頃、発達障害(アスペルガー症候群)があると医者から告げられました。最初は「過労で倒れて、何で障害者扱いされなアカンの!」と反発ばかりしていました。でも、様々な障害を持った皆様方と出会って障害を持っているとは思えないほど輝いているのに衝撃を受けました。最終的に私は、発達障害を持っていようが障害を持っていない心構えで生きよう、そうすれば障害は個性となって変わるはずだ、と思うようになり前向きに物事を考えるようになりました。