仕事の幅を広げるための工夫(スタッフみんなで考えた)
プロフィール 知的障害30代 女性
説     明  Aさんは当事業団の職員で緑化部門に配属し、毎日緑化作業を行っています。しかし、Aさんは、これまで花の植付作業を行ったことがありません。理由は花を植付ると真っ直ぐにならず、歪んでしまうからです。よって、Aさんには花をポットから出したり他の業務を行ってもらっていましたが、本人は意欲的で植付作業にも参加したいと思っています。なんとかAさんに植付業務へ参加してもらえないものかと皆で工夫しました。
◆本人の状況
・スコップで土を掘ることは可能○ ・掘った穴に花苗を入れ土をかぶせることは可能○
・均等に土をかぶせることは難しい× ・一人で植えた箇所はガタガタに歪んでしまう×
支援内容 ◆そこで、まず、どうすればAさんが植付に参加できるのか、みんなで考えました。
A.その人は何に困っているのか?B.どんな工夫があれば作業に参加できるのか?
大きくこの2つ課題が上がりました
A.困っているところ
@花苗に土をかぶせるところ A歪まずに植ることが難しい
B.どのような工夫があればよいのか
@掘った土(山になっているもの)を両サイドから後ろへ、を繰り返し行ってもらう
A歪む⇒ロープを用意し、そのロープに沿って真っ直ぐ植える
◆工夫後の状況
@土を両サイドからかぶせることは、数回の声かけにより意識するようになってきた。
Aロープがあることに、はじめ違和感があったが、ロープに沿って植え付けすることを意識しながら作業してもらうことを繰り返した
結果、ロープがあれば他の者が植えるのと殆ど変わらなくなってきた。
*ロープを張ることは簡単なサポート
◆作業の様子
実際に使用しているロープ ・公園花壇でロープに沿って花の植付を行っているところです。
・以前はロープを使わず、土にスコップで線を描いたりしていました。
・この公園の花壇は扇形になっているので特に難しいのです。
・植付作業に参加できたことで自信が出てきました。

◆その後、本人と周りの状況
本人⇒作業に参加している、自分も役に立っているという意識が生まれた
サポートをしていた職員は⇒その間、違う仕事ができるようになった お互い作業がしやすくなった
■視点を変えればできることもある
■できるようになったことで参加範囲が広がった
■自分もやっているという自信が持てるようになった
■自信を持てたことで以前よりも積極的になった
■周りのサポートが少なくなった
■周りのスタッフはその分、他の支援(実習生)をすることも可能になる