言葉がしゃべれないけど、お客さんの注文を聞きたい
プロフィール 知的障害 20代 男性
説     明 しゃべれないけど、お客さんとも接したいという意欲に応えた事例です
喫茶店に実習に来ていたAさんは、知的障害があり、また音声言語障害もあるため、声が出ませんが、お客さんの注文聞きをしたいと身振りで示します。そこで・・・ 
支援内容

@最初は洗い物を中心に作業をしていたAさんですが、他の実習生がお客さんにお水を出し、注文を聞くのを見て、「自分もしてみたい」というような身振りで訴えてきました。

A「声はほとんど出ないので、無理かも・・・」と思っていたのですが、スタッフからの「メモを持っていって、お客さんに書いてもらってはどうか」という提案を受けて、恐る恐るですが、試してみました。

Bメモには「恐れ入りますが、お客様のご注文を、この紙にお書きください」と予め書いておき、それを持ったAさんは、お客さんに差し出しペコリとお辞儀。帰って来たAさんのメモには「ホットコーヒー2つ」と書いてありました。

C「しゃべれないから接客ができない」ではなく、メモ(物理的工夫)とお客さんの協力(人的支援)によって、きちんとできた好事例と考えています。また、「やってみたい」というAさんの思いを否定せずに、「チャレンジしてみよう」という思いで臨んだ周囲の姿勢も、この事例での不可欠な要素といえます。